「貯金=安心」って、本当にそう?
「とりあえず銀行に預けておけば安心でしょ」
——それ、20代のうちはよく聞くセリフです。
かつての僕もそうでした。
給料が入ったら、使わずに貯金。
余裕が出てきたら定期預金。
なんとなく「貯金=正義」みたいな感覚、ありませんか?
でも気づいたんです。
“ただ貯めてるだけ”じゃ、お金は全然育たない。
銀行預金の金利、知ってますか?
メガバンクの普通預金金利は今、年0.001%。
100万円預けても、1年間で10円しか増えません。
それに対して、インフレ(物価上昇率)は2024年現在、年2〜3%前後。
つまり、実質的にはお金の価値が目減りしているんです。
これ、もう一度言います。
貯金してるだけでは、お金は静かに“減っている”。
20代は「お金を働かせる力」が一番強い時期
「資産運用ってお金持ちがやるものじゃないの?」
そう思うかもしれません。
でも実は、投資において一番の武器は“時間”なんです。
たとえば、月2万円を年5%の利回りで20年間積み立てた場合:
- 元本:480万円
- 総資産:約820万円(※複利効果)
つまり、20代で始めた人は、何もしない間に300万円以上の差がつく。
これは収入アップや節約ではなかなか得られない“差”です。
「失われる10年」とは?
20代のうちに資産運用を始めなかった場合、多くの人が30代になってから焦り始めます。
- 貯金だけじゃ将来不安…
- 子どもができて教育費が…
- マイホームのローンが…
でもその頃には時間という最大の味方がいません。
「もっと早く始めておけば…」と後悔する人が本当に多い。
僕はこれを“失われる10年”と呼んでいます。
じゃあ何から始めればいいの?
難しいことは抜きにして、以下の3ステップだけでOKです。
ステップ①:まずは「月1万円」から積立投資を始めよう
投資初心者におすすめなのは、**新NISA(つみたて投資枠)**の活用です。
- 手数料が安い
- 長期投資に向いてる
- 非課税なので利益を最大限活かせる
まずは月1万円から、全世界株やS&P500に連動した投資信託を選びましょう。
楽天証券やSBI証券なら、スマホで簡単に始められます。
ステップ②:毎月自動で積み立てる
「投資のことを考える時間がない…」
それでOK。むしろ考えすぎない方がうまくいきます。
一度設定すれば、銀行引き落としで自動で積み立てるのがベスト。
時間を味方につけて、あとはほったらかしでOK。
ステップ③:「増やすお金」と「守るお金」を分ける
もちろん、すべてを投資に回す必要はありません。
手元に生活費の3ヶ月分+αの現金を残し、それ以上を「増やすお金」として活用しましょう。
今の一歩が、10年後の自分を変える
「何もしない」ことが一番のリスクになる時代。
20代のあなたが今動くことで、10年後、20年後の自由度が全然違います。
- 毎月ちょっとの積み立て
- 1日5分の証券口座開設
- 少しだけ“学ぶ”勇気
この小さな一歩が、「後悔しない未来」を作ります。